ブラッシング
細菌がバイオフィルムを作り出すまで約18時間かかります。バイオフィルムができる前に、お口の中の汚れを取り除くことが出来れば虫歯予防につながります。
Preventive dentistry
人間の歯は多くの人が80歳までに多数の歯を失っていると言われています。
近年、日本においても予防を重視した歯科医療は広まりつつあり、歯科医院の役割は、治療から予防へと徐々に変化しています。生涯にわたって健康な歯を維持していただくために早期発見・早期治療を心掛けることはもちろん、いかに日々の生活の中でしっかりケアし、定期的に予防することができるかが重要になってきます。
PMTCとは、プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング(Professional Mechanical Tooth Cleaning)の略で、日本語に直訳すると「歯科専門家による機械的な口腔の掃除」という意味になります。歯と歯の間や、歯と歯茎の境目、歯周ポケットなど、自分ではケアしにくいところや、歯面に付着したバイオフィルム、タバコのヤニなどを徹底的に掃除し、歯面をきれいにします。
細菌がバイオフィルムを作り出すまで約18時間かかります。バイオフィルムができる前に、お口の中の汚れを取り除くことが出来れば虫歯予防につながります。
スケーリングとは、歯の表面から歯垢や歯石を取り除くことです。スケーラーと呼ばれる専用の器具を使って、歯科医師や衛生士が行います。
磨き残しによってできる歯垢や歯石は、歯茎に隠れている歯の根元にもつきます。これは毎日のブラッシングではなかなか取り除くことができません。歯垢や歯石が溜まると、虫歯や歯周病の原因にもなってしまいます。定期的に歯科医院に訪れ、きれいに取り除くことが大切です。
インプラントや天然歯を長期的に良好な状態で維持するには、患者さんによるセルフケアが必要です。