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歯周病専門治療

periodontal disease

歯周病専門治療|よしの歯科クリニック|さいたま市北浦和駅の歯医者・歯周病専門医

歯周病について

現代歯周病学の礎を築いたスカンジナビア学派の歯周病医

今から60年以上前の北欧・スカンジナビアでは、米国に留学したスカンジナビアの歯周病医によって米国から歯周病に関する当時の最新技術がもたらされました。しかし、その頃の米国国内の歯周病の治療は、それぞれの大学で治療方法が大きく異なり、各大学の歯周病科の主任教授の意向によって異なる治療ロジックに基づく治療方法が行われていました。
時を同じくして、北欧・スカンジナビアから現代歯周病学(歯周治療)の3人のキーパーソンが出現しました。最初にノルウェーのオスロ大学のJens Waerhaug博士が歯周病学に生物学的な根拠(エビデンス)を示し、歯周病学のスカンジナビア学派が開花しました。その後、Jens Waerhaug博士の意志は、かつての教え子であったデンマークのオーフス大学のHarold Löe博士に引き継がれました。さらに、スウェーデンでは、イエテボリ大学のJan Lindhe博士により科学的根拠(エビデンス)に基づくスカンジナビア学派の臨床歯周病学が確立され全世界へ広まりました。

歯周病の治療は
どこでしますか?

歯周病の治療は、基本的にどこの歯科医院でも行うことができます。しかしながら、多くの歯科医院では、歯周病の専門的知識(科学的裏付けに基づく治療)や技術を持っていないため、治療の経験値だったり、自己流で行われる場合が多いと思います。勿論、中にはしっかり歯周治療を行っている歯科医院もございます。

最近では、さまざまな情報がインターネットを通じて得られます。しかし、残念ながらその中には、なにも科学的根拠がない情報や治療方法を紹介しているものが多く見受けられるのも事実です。また、どんな重度の歯も残しますと謳っている医院もございます。実は、残したその歯が他の歯の弊害となり最終的に多くの歯が残せなくなるケースが歯周病の治療では良くあります。これを患者様が正確に判断し正しい情報や治療方法を区別することはできません。医院によっては不必要な再生治療を含む外科的治療や科学的根拠に乏しい高額歯周治療を勧められるケースも見受けられます。私の経験上、8割以上の重度歯周病の患者様は、歯周外科手術や歯周組織再生治療を行わずに非外科的歯周治療のみで完治させることが可能です。勿論、私自身が施術を行うのと私以外の人(歯科医師や歯科衛生士)が行うのとでは治療結果に差が出てしまうのも事実です。そこで、歯周病専門医のライセンスを持つ歯科医師や歯科医院が一つの指標となるわけです。日本歯科専門医機構と日本歯周病学会が認定する歯周病専門医は、非常に厳しい試験と審査に合格した者だけがなれる厚生労働省から正式に認められている数少ない専門医なのです。これは、歯周病に関して深い専門的な知識と高度な技術を有する者のみに与えられる称号なのです。ですから、歯周治療を希望される患者様の一つの判断基準となります。日本においては、日本歯科専門医機構が認めた専門医のみが厚生労働省で認められた公式の歯科専門医の称号です。尚、各地の日本歯科専門医機構と日本歯周病学会が認定する歯周病専門医は、日本歯科専門医機構および日本歯周病学会の公式ホームペーシから閲覧できます。

歯周病は治るの?

歯周病は、治りますか?と云うご質問をよく受けます。答えは、治ります。適切な処置を行えば必ず治る病気です。単なるお口の中のクリーニングやお薬で治るものではないのは事実です。最近では、インターネット情報で最新治療と称して「1日で治る最新治療」などさまざまな治療方法が紹介されています。しかし、この中のどれも長期的な予後を追った科学的裏付けは未だにありません。これらを鵜呑みにすると治る歯周病も手遅れになる危険性があります。ですから、科学的に裏付けられた治療の知識と高度な技術を豊富に持っている歯周病専門医による治療が最も確実な治療と言えます。

よしの歯科クリニックの歯周治療の特徴

よしの歯科クリニックでは、スウェーデン王立イエテボリ大学より歯学博士号を授与され、日本歯科専門医機構および日本歯周病学会が認定した歯周病専門医によって歯周病の治療では全世界で最も優れた治療成績を出している北欧・スカンジナビアのスウェーデン王立イエテボリ大学の治療コンセプトに基づき歯周治療が行われます。だから安心して歯周治療を任せることができるのです。特によしの歯科クリニックの歯周治療は、北欧と同様に無駄や無理な治療を行うことで患者様にとって弊害となる治療は避け、患者様の利益を第一に考えた治療をモットーに行われます。同時に、日本歯周病学会のガイドラインに沿った治療を提供しております。

よしの歯科クリニックの歯周治療は、基本的に外科的な治療を行わない非外科的歯周治療にて歯周病の完治を目指します。しかしながら、どうしても非外科的治療だけでは完治できなかった場合のみ、患者様とのご相談の上、歯周組織再生療法を含む外科的歯周治療が行われます。

歯周病チェック

歯周病をチェックしてみましょう

  • 毎日の歯みがきで歯ブラシの先に血がついたり、すすいだ水に血が混じったりすることがある
  • 朝起きたときに口の中がネバネバしている
  • 口臭が長く続き気になる(継続する口臭は要注意です。本人は気づきにくいものなので、周囲のご家族などが知らせてあげましょう)
  • 以前に比べ歯が長くなった気がする
  • 歯ぐきが赤く腫れている
  • 歯ぐきを押すと血や膿が出る
  • 歯と歯の間に食べ物がつまることが増えた
  • 硬いものを食べると歯が痛む
  • 歯がグラグラしている
  • 歯が浮いているような感じがする
  • 歯並びが変わった気がする

このような症状がある方は歯周病の可能性があります。
歯みがきを中心としたセルフケアで改善しない場合、お早めの受診をお勧めします。

歯周病の原因

プラーク(歯垢)

歯周病の主な原因は、歯と歯ぐきの間にたまるプラーク(歯垢)です。
プラークは、多くの種類の細菌が増殖してかたまりとなったもので、ブラッシングが不十分だったり、砂糖を過剰に摂取したりすると、細菌がネバネバとした物質を作り出し、バイオフィルムという粘着性の膜を形成します。歯の表面のバイオフィルムは、毎日の歯みがきと定期的な歯科受診によってコントロールが可能ですが、歯と歯ぐきの間に深い歯周ポケットがあると十分にクリーニングできず、細菌が産生する毒素が歯周組織を刺激し、慢性的な炎症反応を引き起こします。これが歯周病と呼ばれる状態です。
プラークは取り除かなければ硬くなり、歯石という物質に変化して歯の表面に強固に付着します。歯石自体には病原性はありませんが、プラークの格好の住家となります。歯石はブラッシングだけでは取り除くことができません。

歯周ポケット(歯肉溝)内の細菌変化

歯周病は、歯周病を起こす細菌性プラーク・バイオフィルムが原因です。お口の中が清潔な状態であれば、通常、少数の歯周病原性細菌を含む常在細菌が歯周ポケット内に生息しシンバイオーシスと云う害の無いバランスのとれた平衡状態を保っています。しかし、お口の中の不潔な状態が長期間続くと、プラーク・バイオフィルム内の歯周病原性細菌の異常増殖が起こり、歯周ポケット内に生息する常在細菌の不調和(ディスバイオーシス)が生じ、歯周病へと発展・進行していきます。

歯周病になりやすい状態(危険因子)

歯周病の直接の原因はプラークですが、口腔内の環境や生活習慣の中に、歯周病になりやすくなったり、悪化させたりする危険因子が潜んでいることが知られています。この因子が重複することで、歯周病の発症リスクが高まります。とくに口の中の清掃不良に加え、喫煙などの生活習慣、過度のストレス、体調不良による抵抗力の低下などが加わると危険です。

微生物因子(歯周病菌)

プラークの中に歯周病の原因となる微生物(歯周病菌)が存在している

環境因子

  • 口内の清掃不良
  • 喫煙
  • プラークの付着量
  • 歯ぎしり、歯の食いしばり、噛みしめ
  • 不適合な歯冠や義歯
  • 不規則な食習慣
  • ストレス
  • 免疫抑制剤の服用(免疫が低下している状態です)
  • 部分的に歯がない
  • 口で呼吸する習慣がある(粘膜や歯ぐきが乾燥すると、炎症が起こりやすくなります)

宿主因子

  • 年齢
  • 歯数
  • 人種
  • 糖尿病
  • 遺伝
  • 歯肉滲出液中の物質(歯肉から滲出する組織液で、その量は歯肉の炎症の程度と相関します)
  • 白血球機能

など

歯周病予防は、適切な歯みがきでプラークを取り除くことが基本ですが、規則正しい生活習慣は、歯周病を寄せ付けないためにも大切です。また、生まれつき歯周病にかかりやすい体質の方もいらっしゃいますので、ご自身の体について知り、対策を講じることも大切です。

歯周病の進行と症状

歯周病は一般的に次の段階を経て進行していきます。

健康な状態の歯のイラスト
健康な状態
薄いピンク色の歯肉で、歯と歯ぐきのすき間(歯周ポケット)がなく引き締まっています。ブラッシング時に出血しません。
軽度歯周病のイラスト
軽度歯周病

歯ぐきに炎症が起き、歯周ポケットが深くなります。痛みはまだありませんが、ブラッシング時や硬いものを食べると出血することがあります。

見た目の状態

赤く歯ぐきが腫れあがり、歯と歯肉との間にプラーク(歯垢)がたまります。

中度歯周病のイラスト
中度歯周病

歯ぐきだけではなく、歯を支える顎の骨にも炎症が進んだ状態です。炎症が慢性化し骨が溶けはじめます。歯周ポケットが深くなり歯がグラつきはじめます。口臭もあり、歯が浮いたような感じもあります。

見た目の状態

全体的に歯肉が赤く腫れあがり、変色がひどくなります。

重度歯周病のイラスト
重度歯周病

歯根を支える骨がほとんど溶けています。歯周ポケットがかなり深くなり、歯のグラつきも、歯根が露出することでさらにひどくなります。口臭がきつくなり、膿も出て、放っておくと歯が抜け落ちてしまいます。

見た目の状態

歯肉は赤紫色で、歯と接している歯肉がさらに腫れあがります。歯と歯の間が広がり、食べ物もよく詰まるようになります。

歯周病の治療

歯周病の治療は、歯科医師による面接と検査・診断を経て開始されます。内容は「歯周基本治療」「歯周外科治療」「口腔機能回復治療」「メインテナンス※」にわけられ、ステップごとに再度の検査(再評価)を挟んで治療効果を確認します。
歯周病の原因は、歯に付着したプラーク(歯垢)であり、プラークを除去しなければ歯周病の進行を食い止めることが出来ません。そこで治療では、歯周病の原因となるプラークや歯石を取り除く「歯周基本治療」に主眼が置かれます。患者様ご自身が行う「セルフケア(ブラッシング)」と、歯科で行う専門的な「プロフェッショナルケア」の両軸で進めます。
「歯周基本治療」は、軽度の歯肉炎の段階でも、中度、あるいは重度に進行している場合にも共通する治療です。歯肉炎や軽い歯周病であればプラークや歯石を取り除くプロフェッショナルケアを主体とした歯周基本治療だけでも治ることもあります。一方、歯周基本治療だけでは取り除くことができない歯周ポケットの奥にたまった汚れなどには、「歯周外科治療」が検討されます。
治療後、再検査で改善が確認できれば、メインテナンスに移行します。改善が認められない場合は再治療というように、治るまで治療と検査を繰り返します。

歯周病治療の流れ

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    歯周病の診査・診断

    はじめに、お口の中の状態や歯周病の進行度合いをチェックします。プラーク(細菌塊/バイオフィルム/歯垢)の付着状態、歯肉の炎症度や出血、歯周ポケットの深さ、歯の動揺度などを調べるとともに、レントゲン撮影で目に見えない歯の周りの歯槽骨の状態を確認します。痛みがあれば応急処置をして痛みを取り除きます。

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    歯周基本治療

    口腔掃除指導(プラークコントロール)

    細菌性プラークを歯から取り除くことは、治療を的確に進めるうえでとても大切なことです。そのためにはご自身でしっかりと口の中の管理をするという意識を持つことが重要になります。掃除指導では、現状のブラッシングでどこが磨けていないのかをよく理解していただいたうえで、効果的なブラッシング方法を学んでいきます。

    歯肉縁下プラークと歯石の除去(スケーリング・ルートプレーニング)

    歯科医師、歯科衛生士によって歯みがきでは取り切れない汚れ(プラークや歯石)を超音波スケーラーやキュレットスケーラーを使用して取り除きます(スケーリングといいます)。ルートプレーニングは、歯周ポケットの内部に付着したプラークや歯石を除去し、仕上げに歯の表面をなめらかにみがいて、汚れの再付着を防ぐ治療です。

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    歯周病検査(再評価)

    最初の時期からの改善状態を、再度、歯周診査を行い確認します。この結果をもとに次に継続して行う治療を検討します。

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    歯周外科治療

    歯周基本治療の後の再評価で、歯石が歯周ポケットの深部に入り込んでいて除去できていない場合は、フラップ手術を行うことがあります。麻酔後、歯ぐきを切開し、歯根を露出させて、歯周ポケットの奥深くにこびりついている歯石を取り除きます。また、特殊な材料を用いて部分的に失われた歯周組織を再生させる手術(再生療法)を行う場合もあります。

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    口腔機能回復治療(被せ物の治療など)

    治療によって改善が見られた場合、治った歯に対して被せ物(歯冠)、ブリッジ、入れ歯(義歯)を装着し、噛む力や食べる力を向上させます。

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    歯周病安定期治療(サポーティブ治療・SPT)/メインテナンス

    治療が終わった後は、SPTやメインテナンスが必要です。歯周病は再発しやすい病気で、場合によって再度問題が見つかり、治療が必要となることもあります。歯周病のほとんどは治癒したが、病変の進行は休止した歯周病ポケットが残存した場合、歯周組織を長期にわたり病状安定させるSPTが必要になります。 メインテナンスは、定期的に口内や歯の周りの組織をチェックしたり、PMTCを受けたりして、口内を良い状態に維持し、歯周病の再発を防ぐものです。ご自宅でのセルフケアはもちろんですが、併せて数ヶ月に1回のメインテナンスをお勧めします。

Periodontal disease
痛みが少ない歯周病治療

ペリソルブ

痛みが苦手・怖い人の歯周病治療・予防として、痛みの少ない北欧、スウェーデン製の「ペリソルブ」という薬剤を使った治療があります。

これは、歯周病の原因となる歯垢や歯石を薬剤で融解・殺菌して病巣を取り除くという方法です。これを使うことにより、より痛くなく・低リスクでの歯周病治療や予防が可能です。

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