歯無しのはなし45 【本当は怖い歯周病】|よしの歯科クリニック|さいたま市北浦和駅の歯医者・歯周病専門医

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歯無しのはなし45 【本当は怖い歯周病】

Column

歯無しのはなし45 【本当は怖い歯周病】|よしの歯科クリニック|さいたま市北浦和駅の歯医者・歯周病専門医

こんにちは、北浦和 よしの歯科クリニックです。
さて、今回のコラムは、歯周病の本当の怖さについてお話をしていきたいと思います。

最近、この歯周病と様々な全身疾患との密接な関係が取り沙汰されているのです。
皆さんは、歯周病の原因をご存知ですか?
実は、歯周病を起こす諸悪の根源は、口腔内に生息する細菌で歯周病原性細菌と呼ばれます。これらの細菌が歯と歯茎の境の溝の中に定着•増殖することでバイオフィルムと呼ばれるデンタルプラーク(歯垢)を形成し、歯周病が誘発されます。
近年では、歯周病が心血管疾患、2型糖尿病、脂肪性肝疾患、関節リウマチ、炎症性腸疾患、アルツハイマー病、肺癌や大腸癌などとの関連性もこれまでの研究から指摘され、歯周病原性細菌が他臓器へ影響を及ぼしている事が報告されています。
この原因は、1)歯周病の病変部から歯周病原性細菌が血液中に侵入し菌血症を引き起こしている、2)歯周病病変部周囲に生じた炎症性メディエーター(細菌により生じた炎症反応に関わる生理活性物質で、炎症反応を促進したり、維持する物質))の血中への流入などが考えられています。
すなわち、歯周病を治療せずにそのまま放置してしまうと歯周病原性細菌により上記に述べた様々な疾患(病気)になりやすいのです。
このように、近年では歯周病と全身疾患との密接な関連性が徐々に分かり始めています。
ですから、歯周病の定期的な管理は、全身の健康を維持•管理するためにも大変重要なことなのです。

歯周病でお困りの方、一度歯周病専門医を受診してはいかがでしょうか。

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