こんにちは、よしの歯科クリニックです。
今回もインプラント周囲炎(インプラントの歯周病)について書きます。
皆さん、インプラント周囲炎はいつ頃から起こるのかご存知ですか?
実は、この辺りを実際に研究調査した先生がいます。私の母校のスウェーデン王立イエテボリ大学 歯周病学教室のJan Derks博士です。その調査結果は2016年にJournal of Clinical Periodontologyに掲載されました。それによると6割近くのインプラントは、インプラントを噛ませたり食事などの機能をさせてから(インプラントの上物まで入ってから),約3年でインプラント周囲炎の兆候でもある骨の喪失が生じ進行が始まっていました。患者単位で考えると、実に8割もの患者にこの兆候が認められました。つまり、インプラント治療を受ける場合は、歯周病専門医などの専門家による診査診断が必要不可欠になります。このため欧米では、歯周病専門医が通常インプラント治療を行います。また、インプラント治療でも交通事故や大きな骨の再建が必要な場合は、口腔外科専門医がインプラント治療を行います。
日本には、厚生労働省が公認した5つの歯科の専門医があります。つまり、国が正式に認めた歯科の専門医です。これは、1) 日本歯周学会公認 歯周病専門医、2) 日本口腔外科学会公認 口腔外科専門医、3) 日本歯科麻酔学会公認 歯科麻酔専門医、4) 日本小児歯科学会公認 小児歯科専門医、5) 日本歯科放射線学会公認 歯科放射線専門医の5つのみです。これ以外の専門医は残念ながら正式には認められていません。したがって、この専門医以外でのホームページなどの専門医広告等は一般の患者様へ誤解を与える可能性があるため厚生労働省から禁止されています。もちろん、上記の専門医以外の先生にも多くの素晴らしく優秀な先生も沢山いらっしゃる事も事実です。しかし、一般の人は、何を頼りにすれば良いのか分からないので、これらの専門医有資格者の在籍する医院へ行かれることは一つの目安になると思います。
インプラント治療をご希望の患者様へ、一度歯周病専門医へ受診してみてはいかがでしょうか?
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