
皆さん、こんにちは、よしの歯科クリニックの吉野です。
今回のコラムは、虫歯予防に関して、私がスウェーデンで行ったフッ素配合歯磨剤(歯磨き粉)の研究調査で分かった事を、お話しをしていきたいと思います。今回ご紹介する論文は、私自身が実際にボランティアの被験者からサンプルを採取して試験をし、更に専門医課程の学生がデータを補足加筆した論文です。
Effect of post-brushing mouthrinse solutions on salivary fluoride retention.
Swed Dent J. 2011;35(1):17-24.
Mystikos C, Yoshino T, Ramberg P, Birkhed D.
この論文は、スウェーデンで一般に入手可能な2種類の異なるフッ素濃度を配合した歯磨剤(ペプソデント:P(1450ppm)とデュラファット:D(5000ppm))を用いて、ブラッシング後にお水や一般に入手可能な洗口液の種類や有無によって、口腔内(唾液)に停滞するフッ素残量に影響を及ぼすのかを評価しました。
その結果、我々が行ったデータでは、少なくとも、フッ素配合歯磨剤で磨いた直後に、お水や低濃度のフッ素配合洗口液でうがいをしてしまうと、せっかくのフッ素が洗い流されてしまう事が証明されました。
図の①と②の中にある、棒グラフの黄色い囲いに注目。これは、P:ペプソデント(1450ppmフッ素濃度配合)歯磨剤で磨いた後に、お水でうがいをしてしまうとフッ素残量が半減する事を意味しています。
つまり、歯磨き直後に水でうがいをしない事が、歯磨剤に入ったフッ素の効果を最大限有効に発揮させ、虫歯予防効果が高まると言えます。
したがって、よしの歯科クリニックでは、開業当初(2014年)から私自身がスウェーデンで行ったフッ素配合歯磨剤の研究データに基づき、歯磨き後は、唾を吐くだけにしてくださいと患者さんへ啓蒙して来ました。勿論、うがいをしたい人には、その対処法も指導しています。
事実、私の子供も、もうすっり大きくなりましたが、よしの歯科クリニックが啓蒙する方法で歯磨きをしていますので、当然の事ながら、今だ、虫歯ゼロで実証済みです。
今思い返すと、2014年当時、虫歯予防として歯磨き後にうがいをしないことを啓蒙していたのは、私の知る限り日本全国でも、よしの歯科クリニックだけでした。当然、患者さんや歯科衛生士さんから冷ややかな目で見られていましたが、最近、10年以上経ってようやくメディアやセミナーで取り上げられるようになりました。
このように、よしの歯科クリニックでは、私が知り得る、最新•最善の予防方法を取り入れて治療が行われています。
歯の予防に興味のある方、一度、歯周病専門医のいる歯周病と虫歯予防に力を入れている、北浦和のよしの歯科クリニックを受診してみてはいかがでしょうか。
*注釈: 現在、日本で一般的に利用可能な歯磨剤は、1450ppm濃度のフッ素が配合されています。
WEB予約
